特定行為が実施可能になりました

 この度、当事業所の看護師1名が特定行為研修を修了しました。これにより特定行為の実施が可能となりました。
 看護師の行う特定行為とは、実践的な理解力や判断能力のほか、高度な専門知識や技術をもっておこなう診療補助のことです。特定行為研修を修了した看護師は、あらかじめ医師から事前指示として出された手順書をもとに、特定行為を行うことができるようになります。これにより、在宅の現場においては訪問看護師自身が患者さんの状態を見極め、タイムリーな対応をすることができます。また、これまでは病院で行っていた処置を特定行為が可能な看護師が代わりに在宅で実施することで、通院の負担を減らすことができる場合もあります。
 今回の特定行為研修で実施可能となった特定行為は「気管カニューレの交換」「胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換」「褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去」「脱水症状に対する輸液による補正」です。患者さまの在宅療養生活の質が高まるよう活かしていきたいと考えています。

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